
Title
white road03
Size / Art supplies
S4号(333×333mm)/キャンバスに油彩
Production year
2009
Comment
『White Road』は全体が白い風景と鮮やかな青色の晴天の空に包まれたシンプルな世界で、インテリアアートとして製作致しました。
通常建物を形成する梁と柱が連なり一つの楕円形の構造物になっています。
しかし、その構造物は天井をさせるのではなく空から降りてきて床を形成しています。
まるで大きな船のフレームの様でもあり、向こうの世界へと導く道のようです。
そこに、大海を渡るのに船も道も必要としないはずの白い鳥が構造物の列に沿って飛んでいます。
通常建物を形成する梁と柱が連なり一つの楕円形の構造物になっています。
しかし、その構造物は天井をさせるのではなく空から降りてきて床を形成しています。
まるで大きな船のフレームの様でもあり、向こうの世界へと導く道のようです。
そこに、大海を渡るのに船も道も必要としないはずの白い鳥が構造物の列に沿って飛んでいます。
地面は雪に覆われ全てが白くなる。
空は冷たく澄んでいてどこまでも高く、青い。
北海道の真冬の晴れた日の午前中。
北海道の冬は放射冷却現象で
晴れた日がとても寒い。
とくに山間部では、寒いを通り越して痛いくらい。
そして地平線はどこまでも真っ白。
雪の上は空気の中の水蒸気が固まった
ダイヤモンドダストが散らばっていて
太陽の光を反射している。
その結晶が時々冷たい風で舞っている。
何とも幻想的な空気。
泣き出しそうな寒さのなか
上半分は何よりも青く
下半分は白よりも白く輝いている。
風が吹いた一瞬はさらに寒さが増すのと、
光の結晶が目の前を舞い、なんとも言いがたい
世界が止まったかの様に感じる空気感。
上手くは説明できない、実際に体験しないと
わからない人間界と隔たりを感じる不思議な空間。
同じ白と青の世界、
例えばギリシャの青い海と白い家
そして全く逆の暖かい空気。
素敵だな、と思い続け
憧れで絵を描き続ける。
だけれどもやっぱり北海道の青と白が好き。