ペンギン

Title
ペンギン
Size / Art supplies
B4/イラストレーションボードにアクリル水彩
Production year
2004
Comment
『days of clover』『善し悪し』と3部作的な構成の作品。
これらの作品と同様に見て頂いて「楽しい」と思って頂ける絵を描きました。

この絵に登場するロドニーには、僕の絵としては珍しい特徴が2つも!

それは髪の毛が描かれている事と、帽子、服共にツートーンカラーになっている。
ツートーンカラーというか、僕の絵にはほとんど建物や服にも模様のようなものは描かれていません。
建物や影等の構成が平面画上で模様の様に見える事を意識して描かれています。

また、このロドニーはペンギンのような形なので「ペンギン」と言うタイトルですが、このロドニーの形はロドニーの原型になった『30のr』の形に由来します。
その『30のr』に関してはいずれ、ご紹介致します。
それを見て頂ければ、なぜロドニーは全て(1つを除く)左向きなのかが解ります。
お気づきの方もいると思いますが
ぼくは下書きの段階で一部3DCGを
使用しています。

とくに正確な影を表現する上で、パソコンで
計算してもらっています。

ただその上で、四角い柱とか
四角い窓の開口部等の構成が
積み木の様に単純な形なのは
3DCGを利用しているからだ(手抜き)と
お思いの方もおられると思いますが、
それは違います。

最近の油彩の作品でも同様の
構成の作品を制作していますが
活動を始めた当初(CGを利用する前)から
それこそ積み木の様な構造物が好きで
その様な彫刻作品も作っていました。

他にもキューブ型のブイヨンやサイコロ
ガム等の立方体が好きで、ただ並べて
眺めていたり、飾っていたりもします。

なので、その様なシンプルな構成が
好きなのです。

その様な世界を描きたいと望んでいます。

ですので、結果的にCGで簡単に製作した様な
構成に似てしまっています。

本当はこの絵の先述の解説の様に影等で
模様の様に見せることを考えているので
リアルな構成ではなく、実際にはあり得ない
構成で描かれています。

なので、逆に3DCGでは作れない世界
だったりします。

え〜と...。

昔にCGと間違うかもしれない。とのご指摘が
ありましたので、説明しました。

言い訳みたいにも聞こえますが、
本当にそう言う事なんですよ!

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このページは、2010年6月 1日 02:25に書いた記事です。

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